(Summaries in English and French follow the Japanese).

リベルテでは7/23(金)から9/5(金)の期間、”日本のおいしい食べものを世界に発信”をテーマにこれまで培ってきた国内および、フランスの生産者とのつながりをカタチにした新商品を期間限定で発売しています。

また、商品の販売にあわせて生産者それぞれの想いやこだわりをインタビューした記事を順次公開。知られざる魅力を日・英・仏語で発信しています。

最終回は、2018年にリベルテが日本に上陸した当時からつながりがあるフランスの老舗製粉会社「Moulins Bourgeois(ムーランブルジョワ)」社をご紹介します。

リベルテの主力商品に欠かせない小麦粉は、ムーランブルジョワ社から直送された良質なものを使用。同社の小麦粉はしっかりとした小麦の香りと味が特長で、香ばしさと弾力を併せ持つ本場さながらのバゲットや、ハード系のパンを生み出します。

パリで開催されるバゲットコンクールで数々の賞に輝いているブーランジェ達からも支持される、ムーランブルジョワ社と直接取引しているブランドは、国内ではリベルテだけです。

そんなリベルテと縁の深いムーランブルジョワ社の歴史やこだわりをご紹介します。

1895年から家族代々引き継がれる伝統

    

ムーランブルジョワ社は1895年にパリから少し離れた郊外で創業されました。

現在に至るまで100年以上にわたり持続的な成長を続け、世代を超え家族経営で事業を継承しています。

同社はフランス国内の厳選した農家から良質な小麦のみを仕入れて、製品化。その確かな品質から現在、フランス国内で半数以上のパン・ケーキ店と取引をしている人気製粉会社です。

2005年には4世代目となるDavidとJulienの兄弟が代表に就任。

家業を引き継ぐにあたり彼らはまず、どのように小麦粉ができるのか、製粉業とはどのような仕事なのかを学ぶところから始めました。そして製粉について知識を深めたのち、小麦粉を使用するブーランジェリーの仕事を理解するため、職業訓練校でパンの製造も学んだそう。

現在は経営だけでなく、製粉責任者、ブーランジェ(パン職人)、技術責任者と一緒に試行錯誤を繰り返しながら商品開発にも携わっています。

変わらないDNAと品質へのこだわり

「この仕事が大好き」と話す2人が仕事をするうえで最も大事にしているのは、「よい仕事をすること」と「職人に対して忠実である」こと。

兄弟曰く、職人品質お客さまがムーランブルジョワ社を支えるDNAであり、特に品質に関しては全てを捧げてきたと言えるほど、こだわりがあるそう。

お客さまに満足していただけることが一番大切だと考え、毎日ラボで職人と協力しながら研究を重ね、品質向上に取り組んでいます

そうした努力が実を結び、長年にわたって品質への高い評価と優れたブランドイメージを獲得し続けています。

お客さまに寄り添った商品を届けたいという想いのもと、こだわりと情熱を持って仕事をする姿勢が、ブーランジェリーの激戦区パリでも支持され続ける製品をつくり出しています。

          

伝統の継承と新たな挑戦

同社では伝統を継承しつつも、新しい挑戦にも積極的に取り組んでいます。それまでフランス国内のみで流通していた同社の小麦粉ですが、2013年頃からは輸出も開始。

また、市場のトレンドやブーランジェリーの在り方が変化していく中で、取引先が競合店と差別化を図れるようサポートし、常に新しい提案ができるように模索し続けていると語ってくれました。

ここ最近はフランスでも健康志向の高まりを受け、グルテンフリーや低グルテンがトレンド。麦ではなくたんぱく質の含有量が高いひよこ豆など、他の植物や野菜からできた粉で造られたパンが人気なのだそうです。

そうしたニーズを反映し、スーパーフードのひとつとして注目を集める麻の実オイル(ヘンプシードオイル)から粉を開発。フランスで高い人気を得ているそう。

また低グルテンの古代小麦粉も販売しており、こちらは製造が追いつかないほどの人気ぶりです。

兄弟から日本のお客さまへのメッセージ 

リベルテジャポンを通じて、美食を追及する国である日本へ我々の小麦粉を輸出できることを大変誇りに思っております。我々にとってリベルテジャポンは、大変良いパートナーであり、今後もより交流を深め共に品質を追究し続けていきたいです。そして、これからもフランスの美味しいパンを日本の方々に紹介したいと思っています。

製粉所の様子が見られるこちらの動画もぜひご覧ください。

ムーランブルジョワ社HP

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The flour that is the essential ingredient of LIBERTÉ’s best-selling products is of the highest quality and comes directly from Moulins Bourgeois, an old-established flour mill in France.

Characterized by the unmistakably wheaty aroma and taste that it imparts, the flour produces baguettes and crusty bread that are not only fragrant but also have a delightfully springy texture.

Founded in 1895 in a suburb of Paris, the mill has been family-owned and operated for over a century, with each generation handing over the reins to the next.

In producing its premium flours, the mill uses only the very best wheat from carefully selected farms in France. Because the quality of Moulins Bourgeois flours is so dependable, more than half of the bakeries and pâtisseries in France use them.

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Pour la farine de blé, ingrédient nécessaire à la majorité de ses confections, Liberté a choisi celle des Moulins Bourgeois, importée expressément de France. Cette farine procure ses saveurs et sa texture unique aux baguettes et pains à croûtes croustillantes.

L’excellence des Moulins Bourgeois est attestée par les innombrables boulangers primés au concours de la meilleure baguette de Paris, et Liberté est actuellement le seul à importer leurs farines directement au Japon.

Les Moulins Bourgeois ont été fondés en 1895 dans la périphérie de Paris, à quelques encablures de la capitale. C’est une entreprise familiale centenaire dont la charge passe de père en fils.

L’entreprise achète et commercialise uniquement des farines meulées à partir blés de haute qualité provenant d’agriculteurs français soigneusement sélectionnés. La réputation de cette meunerie lui a attiré d’innombrables clients parmi les boulangers et les pâtissiers.

Depuis 2005, les frères David et Julien sont la quatrième génération à avoir pris la relève pour perpétuer cette tradition de qualité.

Chaque jour, des recherches sont menées dans le laboratoire du siège de l’entreprise afin de développer et offrir aux clients des farines de blé de meilleure qualité tout en préservant la tradition et en répondant aux besoins de l’époque.

Récemment, pour répondre à de nouvelles demandes comme celle du sans gluten, miroir d’une prise de conscience accrue de la santé, ils s’attellent à de nouveaux défis tels que la vente de farine de blé ancienne à faible teneur en gluten ou la fabrication de farines à partir d’huile de graines de chanvre.

Julien a souhaité transmettre un message à son interlocuteur japonais.

“Nous sommes très heureux de pouvoir exporter nos farines au Japon à travers LIBERTE JAPON, car c’est un pays emblématique de la gastronomie.

Nous sommes fiers de ce beau partenariat, et nous espérons que nos relations se pérenniseront autour de cette recherche de qualité afin de donner l’occasion au public japonais de découvrir le bon pain français.”